第26回日本免疫毒性学会学術年会

第26回日本免疫毒性学会学術年会

第26回日本免疫毒性学会学術年会

第26回日本免疫毒性学会学術年会

第26回日本免疫毒性学会学術年会

年会長挨拶

第26回日本免疫毒性学会学術年会  
ご挨拶

年会長  佐藤 実
(産業医科大学産業保健学部 成人・老年看護学講座 教授)

  第26回日本免疫毒性学会学術年会を2019年9月8日(日)から10日(火)に、北九州国際会議場(北九州市)において開催いたします。
九州での開催は、3年前の第23回学術年会についで2回目となります。本年の学術年会は基礎科学として積み重ねてきた免疫毒性学を、臨床の視点から見直すことを目標に「免疫毒性学 基礎から臨床へ」をメインテーマとして開催いたします。免疫毒性学会は大学、研究所、企業の免疫学、毒性学、薬学などを専門の基礎研究者を中心とする学会で臨床医は多くはありませんが、薬剤の免疫毒性を考える上で臨床との連携もたいへん重要となります。本年の学術年会が 臨床との交流、意見交換を通して基礎から臨床への応用を考える機会になればと考えています。
学術年会に先立って9月8日に行う市民公開講座は、ノーベル医学賞受賞で注目され一般市民の関心も高いがんの免疫療法に関して「みんなが知りたい!がんの免疫療法」のテーマで行います。免疫とがん免疫療法の基礎的な講演、免疫チェックポイント阻害薬が多く用いられている領域である肺癌、腎癌の免疫療法に関する講演をそれぞれの専門家にお話いただく予定です。学術年会の教育講演では、産業医科大学第1内科 田中良哉先生から「免疫抑制薬の光と影」、産業医科大学呼吸器内科矢寺 和博 先生から「環境因子と呼吸器疾患」と基礎科学を念頭に臨床医の立場から講演していただきます。特別講演ではNorth Carolina State UniversityのDr. James C. Bonnerに「Immunotoxicology of Inhaled Nanoparticles and the Implications for Lung Disease Susceptibility」として免疫毒性学で注目される領域のひとつであるナノ粒子の生体への影響について肺病変に焦点をあててご講演いただきます。

  シンポジウムでは「免疫毒性からみた炎症と病態」と題して産業医科大学医学部 免疫・寄生虫学講座の吉田安宏 先生から「Particulate matterが誘因となる免疫修飾反応」、産業医科大学産業生態科学研究所呼吸病態学森本泰夫 先生から「呼吸器領域における環境因子と免疫毒性」、川崎医科大学医学部衛生学西村泰光 先生から「塵肺症、胸膜中皮腫のバイオマーカー」、産業医科大学医学部 第1内科学元 舞子 先生から「ミトコンドリアグルタミン代謝制御による自己免疫疾患治療への応用」と題して講演いただき、基礎と臨床を織り交ぜて炎症とその病態への関わりの理解を深めたいと考えています。

  試験法ワークショップに関しては「免疫毒性AOPの開発とその目指すもの」として、国立医薬品食品衛生研究所の小島肇先生、あすか製薬の久田茂先生、ボゾリサーチセンターの大石巧先生、アステラス製薬の松村匠悟先生、東北大学医学部の相場節也先生、国立医薬品食品衛生研究所の足利太可雄先生にAOPの現状と開発中の事例などの講演を行っていただきます。

  一般講演、ポスター講演、ランチョンセミナー、年会賞および奨励賞の講演、学生・若手優秀発表賞の設定も例年通り企画していく予定です。

  北九州市は、近年エコタウンとして、リサイクル事業などのエコ活動を活発に推進していますが、最近のトピックとして、平成27年7月に、ユネスコより世界文化遺産に登録された明治日本の産業革命遺産のある都市として活気づいています。遺産の中でも中核的な遺産である官営八幡製鉄所関連施設が北九州市に点在しており、一見の価値があると思います。他の観光として、次世代エネルギーパーク、北九州のシンボル的存在である小倉城、バナナのたたき売りやレトロ感漂う門司港など多くの施設があります。また、夜景も好評で、特に工場夜景は想定外の魅力を醸しだし、多くの観光客が集まっています。食事に関しても、玄界灘に面している関係で海産物が非常に豊富で美味であると好評です。ぜひ、学会のみならず、北九州市自体を満喫していただきたいと考えます。